【高速増殖炉「もんじゅ」廃炉】廃炉ってお金かかるの?【発電の代替エネルギーの考察】
※この記事は「もんじゅの廃炉を決定」「代替エネルギーに関しての考察」についての説明で構成されています。
<挨拶とコンセプトの説明>
nao:みなさまはじめまして。naoと申します。このブログは会話形式でマジメに進めていこうと思いますので、お相手を紹介します。
雷:「いかずち」です。よろしくお願いします
nao:今日は高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉についてお話ししましょう。
雷:1兆円以上かけて作ってきた原発の廃炉の話ね。
nao:かなりの損失が出て、批判の声も絶えないですね。
雷:原発の話は前にもしたので、こちらも合わせてどうぞ。↓
nao:では、まずはニュースの内容からです。
(引用:フリー素材集いらすとやより)
<高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を決定>
nao:12/21、政府は「もんじゅ」の廃炉を発表しました。
雷:「もんじゅ」に使われた核燃料は再利用するみたいね。
nao:そのための高速炉の開発もしているようですね。
雷:「もんじゅ」は運転実績が最高で出力40%。実用化が見込めなかったのよね。
nao:1995年にナトリウム漏れの事故を起こし、運転再開には5400億円以上が必要と言われていましたね。
雷:ただ、廃炉するにも約30年と3750億円以上かかるのよね・・・。
nao:また、未解決の課題を残したままの廃炉決定とのことで、不安が募ります。
雷:あと、松野博一(文部科学大臣)さんは5カ月分の大臣給与と賞与を返納すると言っているわね。
nao:「夢の原子炉」の末路がこれではやるせないですね。
(引用:フリー素材集いらすとやより)
<代替エネルギーに関しての考察>
雷:でも、どうして新しい原子炉を作ろうと思ったのかしらね・・・?
nao:「もんじゅ」は他の原子炉と違って、使用した燃料を再利用できるタイプの原子炉なんですよ。
雷:永久機関ということ?
nao:そうです。圧倒的に資源が足りてない日本にとっては「夢の原子炉」となる予定でした。
雷:今は他の原子炉が停止して電気が足りないから、この発表は辛いわね・・・。
nao:さらに資金も吹っ飛びますしね。
雷:前に話したように、リスクの大きい発電方法なのね・・・。
nao:まぁ永久機関って「永遠の課題」みたいなところもありますからね。多少無理してでも開発したかったんだと思いますよ。
雷:そんなに永久機関にこだわる必要ある?
nao:石油や石炭、天然ガスと言った化石燃料には限りがありますからね。使い切ったときの代替がないと火力発電所が動かず、大変なことになりますよ。
雷:電気やガスが一気に減るのね・・・。
nao:まあ、水力、風力発電はありますが、補いきれませんね。
(引用:フリー素材集いらすとやより)
雷:あ!自転車で発電ってのはどう?
nao:良い視点ですが、発電量が少なすぎますね。
雷:そうなのね・・・。
nao:似たような仕組みが、自動車に使われていますね。しかし、車を動かすためにもガソリンは必要ですから、解決はしないです。
雷:太陽光発電は?
nao:今はその方向で進んでますね。しかしコストに対しての発電量が少ないのがネックです。
雷:自分の家の分くらいなら発電できるんじゃない?
nao:みんなの手が出る金額ならいいですけどね。今はまだ気軽に設置できる金額じゃないです。
雷:難しいわね・・・。
nao:エネルギーは、変換される度にロスが生じます。移しきることができないんですよね。
雷:ロス?
nao:コンロでお湯を沸かすとしましょう。
雷:やかんに入れた水をコンロにかける感じかしら?
nao:はい。その時のコンロの火は、水以外にもやかんや周りの空気も温めますよね。
雷:そりゃそうよね。
nao:それがロスです。
雷:あら・・・。
nao:ロスなく変換できれば、もっと多くのエネルギーを得られるでしょうね。
雷:それは研究待ちなのかしらね。
nao:良い成果を待ちましょう。
(引用:フリー素材集いらすとやより)
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。
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(参考:Yahoo!ニュースより)
(参考:朝日新聞デジタルより)
(参考:NHK NEWS WEBより)