雷ちゃんとN提督の情報あれこれ

雷ちゃんとN提督が、会話形式でいろいろ説明していきます。

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【第4次厚木基地訴訟】騒音ってどのくらいうるさいの?【自衛隊機飛行差し止め認めず】

※この記事は「第4次厚木基地騒音訴訟」「厚木基地騒音問題の歴史」「騒音の比較」についての説明で構成されています。

 

<挨拶とコンセプトの説明>

nao:みなさまはじめまして。naoと申します。このブログは会話形式でマジメに進めていこうと思いますので、お相手を紹介します。

雷:「いかずち」です。よろしくお願いします

nao:さて、今回は厚木基地訴訟について話しましょう。

雷:12/8の飛行差し止めを認めなかったってニュースね!

nao:この問題は今回だけでなく、前から続いているものです。

雷:そのことも含めて話していきましょ!

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(引用:フリー素材集いらすとやより)

 

<厚木基地訴訟 最高裁は自衛隊機飛行差し止め認めず>

nao:米軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民らが、騒音被害を受けているとして国に飛行差し止めなどを求めました。

雷:「第4次厚木基地騒音訴訟」ね!

nao:その上告審で、最高裁第1小法廷は8日、自衛隊機の夜間早朝の差し止めを命じた2審・東京高裁判決を破棄し、請求を棄却する判決を言い渡しました。

雷:確かに自衛隊は必要なものよね・・・難しい問題だわ。

nao:この判決により、他の基地で訴訟が起こっても差し止めは難しくなったとのことです。

雷:自衛隊機の飛行差し止めについて、〈1〉運航目的の公共性・公益性〈2〉騒音被害の性質や程度〈3〉被害の軽減措置の有無や内容の3つを考慮されたのよね。

nao:その上で、〈1〉については妥当性がある、〈2〉については軽視しがたく重大な損害が生じる恐れがある、〈3〉については午後10時から翌日午前6時まで訓練飛行を自主規制していることや、住宅の防音工事などに1兆円超を投じてきたことを評価し、運航を容認しました。

雷:米軍機については日本には権限がないから元から厳しいわね。

nao:現在、厚木基地以外にも5基地の騒音訴訟がありますが、いずれも民事訴訟で争われています。

http://3.bp.blogspot.com/-FZqE_CaODf4/UzoZ3V4_zyI/AAAAAAAAevE/5ces8nWggFY/s180-c/sentouki.png

(引用:フリー素材集いらすとやより)

雷:最高裁の判決は、「飛行の差し止めと将来の賠償は認めない」「過去の被害に対する82億円の賠償は確定」というものだったわね。

nao:ただ、周辺の騒音対策についてはこれからも行っていくことを約束しました。

雷:厚木基地についてはこれで4度目の訴訟なのよね。

nao:原告団長は5度目の訴訟を起こす考えですが・・・。

雷:最高裁の判決をひっくり返すのは難しいわね。

nao:基地周辺には200万人以上が住んでいますからね・・・簡単には引き下がれませんよ。

雷:なるほど・・・。

nao:今までの訴訟についても振り返ってみましょう。

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(引用:フリー素材集いらすとやより)

 

<厚木基地騒音問題>

nao:厚木基地は、1973年にアメリカ海軍空母ミッドウェイが横須賀を母港としたのに合わせて、艦載機基地として用いられるようになりました。

雷:特に騒音被害の大きい夜間離着陸訓練は1982年から始まったのよね。

nao:周辺住人は、この騒音に対して激しい講義を申し入れます。

雷:第一次厚木基地爆音訴訟(1973年~1995年)、第二次(1984年~1999年)、第三次(1997年~2002年)のいずれの例でも損害賠償は認められたけども、飛行差止は棄却されたのよね。

nao:騒音対策として二重窓化などを公費で行うといった対策はされているんですけどね・・・。

雷:それでも艦載機ってかなりうるさいから、効果は薄いわね。

nao:移設の計画もありましたが、移設先の住民の反対により断念しました。

雷:どこに行っても人は住んでるものね。

nao:あとはメガフロートの利用も考えられましたが、技術的に難しいとされ断念。

雷:それでも1991年からは夜間離着陸訓練だけは硫黄島に移されたのよね。

nao:ただ依然として離着陸訓練は厚木基地で行われているので、騒音問題は解決されませんでした。

雷:それで今回の第四次基地訴訟に至ったわけね。

nao:なかなか難しい問題です。

雷:ところで、騒音ってどれぐらいのものなの?

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(引用:フリー素材集いらすとやより)

 

<騒音ってどのぐらいうるさいの?>

nao:一般的な生活に望ましい音のレベルは40~60デシベルと言われています。

雷:デシベルって聞いたことあるわね!

nao:デシベルは音の大きさの程度ですが、計算がややこしいので詳しい説明は割愛します。

雷:数字が大きいほどうるさいと考えていいのね?

nao:それで差し支えありません。

雷:で、60デシベルを超えるとどうなるの?

nao:60デシベルだと少し大きめの声で話さないと会話できません。学校のチャイムとかの音の大きさですね。

雷:チャイムがずっとなり続けてると思えばいいのね!確かにうるさいわね・・・。

nao:70デシベルだと、かなり大きな声で話さないと会話できません。掃除機の音くらいですね。

雷:掃除機をかけてる時って電話の音も聞こえないくらいだものね。

nao:80デシベルでピアノの音、90デシベルで犬の鳴き声、100デシベルで車のクラクション、110デシベルでヘリコプターの近く、120デシベルで飛行機の近く、130デシベルで肉体的な苦痛を感じます。

雷:見るからにうるさそうね・・・。

nao:厚木基地の周辺では、飛行訓練の際70デシベルを超える騒音となるようです。

雷:掃除機の真横にいるような状態ね・・・。

nao:2013年には2日間で76回も70デシベルを超える騒音があったそうです。

雷:常に掃除機の音を聞いてるような状態よね・・・。それは厳しいわ。

nao:会話もできませんし、テレビの音なんか聞こえませんよ。夜勤で昼間に寝る必要のある人は悲惨ですね。

雷:思ってた以上だったわ・・・。

nao:飛行差し止めは難しいにしても、騒音対策だけは今まで以上に強化してほしいですね。

雷:これからの動きに注目したいわね。

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(引用:フリー素材集いらすとやより)

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。

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(参考:読売新聞(YOMIURI ONLINE)より)

(参考:NHK NEWS WEBより)

(参考:毎日新聞ホームページより)

(参考:産経ニュースより)

(参考:Wikipediaより)

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